殺虫剤による中毒症状と応急処置

必ずお読み下さい

衛生害虫用殺虫剤は、衛生害虫を防除するための殺虫剤であり、それ以外の目的には絶対に使用しないで下さい。
衛生害虫用殺虫剤(医薬品、医薬部外品)は、薬事法の規制を受けて厚生労働省が管轄している薬剤ですので
特に注意してお取り扱い下さい。
不快害虫用殺虫剤は、薬事法又は農薬取締法の対象種に含まれていない害虫を対象としているので、特別な規制は
ありませんが、注意してお取り扱い下さい。


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中毒症状

【有機リン系/カーバメート系 [コンリエステラーゼ阻害]

軽度倦怠感、違和感、頭痛、めまい、胸部圧迫感、悪心、嘔吐、流涎の発汗、下痢
中等症縮瞳、筋線維性攣縮、歩行困難、言語障害、視力減退、徐脈
重症縮瞳、意識混濁、対光反射消失、全身痙攣、肺水腫、血圧上昇、失禁

【ピレスロイド系 [神経過剰刺激]

軽度くしゃみ、鼻炎、頭痛、流涎、紅斑、軽度の運動失調
中等症興奮、手足の振せん、唾液分泌過多、めまい、運動失調、筋れん縮
重症全身性運動失調、間代性痙攣、呼吸困難、失禁、肺浮腫

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応急処置

万一薬剤による中毒を起こした場合、できるだけ速やかに医師の診断を受けることが必要ですが、医師が到着するまでに、下記の様な応急処置を行ってください。
尚、有機リン系による中毒は治療薬として、PAMおよび硫酸アトロピンが有効であることが知られています。

【誤飲および誤食の場合 】

乳剤/油剤有機溶剤を含有しているため、強制的に吐かせると呼吸器に有機溶剤が入り、肺炎を起こす危険性が大きいので、吐かせないで直ちに医師の所へ行き、胃洗浄を行ってもらって下さい。
その他の製剤指などを喉の奥に入れ、胃中に残っている薬剤を吐かせます。
さらに、コップ2~3杯のぬるま湯または食塩水(コップ1杯に塩小さじ山盛り)を飲ませ吐かせます。
吐いた液の濁りや薬臭がとれるまでくり返します。
尚、意識がはっきりしな場合は無理に吐かせないで下さい。
次に、腸に薬剤が吸収されないように塩類下剤(硫酸マグネシウム:大人1回8g、硫酸ナトリウム、大人1回5g)を水に混ぜて飲ませます。
ヒマシ油は薬剤が吸収されやすくなるので用いないで下さい。

【皮膚についた場合】

汚染した衣服は脱がせ、皮膚についた薬剤を石ケン水で洗い落とし、さらに多量の水で洗い流します。
万一皮膚炎が起きた場合は、軽症のときはオリーブ油などの植物油、重症のときは副腎皮質ホルモン軟膏を使用します。

【吸入した場合】

薬剤に汚染されていない新鮮な空気のある場所に移動させ、衣服をゆるめて安静にします。
また、必要に応じて人工呼吸を行ってください。

【眼に入った場合】

眼がかゆかったり、コロコロするように感じたら、直ちに多量のきれいな水で少なくとも15分間 洗顔をして下さい。


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中毒に関する問い合わせ [財団法人日本中毒情報センター:中毒110番]

大阪0990-50-2499 (365日24時間対応)
つくば0990-52-9899 (9:00~21:00対応)

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